安全な水 逆浸透水(R.O.)とは  

私たち人間は”水”に生かされている!という事は周知に事実ですが、私たちはこの重大な事を忘れてしまっているのではないでしょうか。人間の身体は65〜70%の水分で出来ており、大気中にも常に60%前後の湿度を必要とし、いわば身体半分以上”水”につかった状態でないと生きてはいけないのです。

この様になくてはならない生命の根源に関わる”水”(人類の誕生より40億年以上前から存在している水)を人類誕生以来、わずか100万年で私達が今日の様に汚してしまったのです。このつけが今、私達に回って来て、頭を抱えているわけです。

この現実に対し飲料水については対症療法的に、市販のミネラルウォーターや各種浄水器で処理した水が、あたかもきれいな水のうたい文句で販売されていますが、とんでもないことです。
一番必要な事は、私達一人一人がこれ以上”水”を汚さない事を心掛け、実行する事です。そして市販のミネラルウォーターや浄水器で”安全な水”を確保する事はその心掛けの数百万分の一の手段でしかない事を知る事です。

食事や、お茶、コーヒー、薬を服用する時にも水を必要としますが、どの位”きれいな水”か、という事が、毎日の生活の中で身体をととのえる為にも大切な選択なのです。
もちろん化学薬品が多く含まれている水や、無理やり電気分解して酸性水、アルカリ水に分離した水、また本来家庭内の蛇口には塩素を含んだ水(殺菌の為)が出なければなりませんが、それを本管で分解してしまい家屋内の配管が雑菌だらけになっている家庭など”水”に対してもっともっと注意を向けていこうではありませんか。

逆浸透水は海水、河川水、湖水、水道水等に含まれている化学薬品や無機物を約97%取り去ります。よく逆浸透水は水道水中の良い成分も100%取り去るといわれていますが、水道水の中は化学薬品類は沢山入っていますが、良い成分といわれるミネラル分はほとんど入っていません。浄水器や活水器のメーカーは逆浸透水と競合になった時には、あたかも水道水が山の天然ミネラルを含有した湧き水の様な言い方をする風潮がありますが、逆浸透膜は加工水を作る訳ではありません。

今、私達に一番必要な事は、水道水の中から化学薬品を取り去る事です。また、もし逆浸透水が身体に悪影響を与えるものでしたら、病院で肝臓の患者の透析に使用したり、沖縄の水道水やサウジアラビアの飲料水、また各飲料水メーカーや食品業界で沢山のメーカーが逆浸透水を使用するはずがありません。
くれぐれもお間違えのない様にご理解ください。

逆浸透水の欠点といえば

  1. 水道の蛇口をひねっても同時にR.O.水が出てこない事
    (密封タンクに貯水して使用する為)
  2. 装置が少し大きい事
  3. あまりにきれいな水にこだわる為に価格が高い事 の3点です。

しかし、お米を炊いたりコーヒー、お茶を煎れたりした時に他の水との違いは十分に判ります。内臓器や皮膚細胞が衰えてくる40歳代からは、化学薬品のなるべく入らないきれいな水を意識的に飲用する事が必要です。水に注意を払う事は健康の維持と、病気の予防の為にも本当に重要な事なのです。特に医薬品の服用時、又病後の回復時や、医療上の飲用には絶対的に逆浸透水をお勧めいたします。
逆浸透膜精製水製造装置(Reverse Osmosis System)とは

動物や植物の細胞膜は半透膜と呼ばれ、水溶液中から水の分子のみを選択的に透過させ、他の溶解物は通しません。高い圧力をかける事により、濃度の高い水は半透膜を透過し、濃度の低い側へ移行していきます。これを”逆浸透現象”と言います。

魚が海水の中にいるのに魚の体内・外がしょっぱくならないのは、魚の胃袋が逆浸透膜と同じ役目をしているからです。
このメカニズムを応用して、なんと0.0001ミクロンの細孔をもつ人工薄膜が1950年代アメリカで開発され、海水の淡水化に応用され、クイーンエリザベスU世号や、軍艦に搭載されたり、NASAのスペースシャトル内で人体から出る水分を含む全ての水をリサイクルする非常用の装置として使用されています。この従来の浄水装置とは全く異なったR.O.システムの優れた浄水機能は世界中から注目を集めました。1970年代になり米国内においては淡水プラントや家庭用浄水装置として、大小様々なタイプが作られ始めました。80年代の終わりになり日本国内に家庭用が紹介され、今日に至っております。
この様に浄水装置として実用化されてからは歴史が浅く、現状では高価な物ですが、他の浄水装置とは比較にならない高性能であり、現状の”水”事情に対処できるのは、 R.O.システムしかなく、 21世紀の浄水装置といわれる所以です。また、緊急時用の飲料水確保の為、淡水から海水まで広範囲に対応可能な装置として阪神大震災でも飲み水の確保に大きな活躍をして注目されています。

日本成人病予防医学研究所 東京 池袋